ジョルジオ アルマーニ 2003年 春夏 メンズウェア

2003年春夏メンズウェア コレクションは、西洋の美学と異文化の影響との調和の取れた対話を探求することで、流れるようなラインとリラックスしたフィット感で特徴づけられるメンズワードローブを生み出しています。シングルブレストやダブルブレストのジャケット、プリーツパンツ、膝丈のコートに見られる伝統的なヨーロッパのテーラリングのシルエットが、マンダリンカラー、ハイネックのペイズリー柄チュニック、素肌の上に着用されるプリント柄のウエストコート、隠し留め具、アシンメトリーな仕立てなど、他の文化の伝統から取り入れられたフォーマルなディテールを加えることで再解釈されています。

素材はリネン、流れるようなコットン、マットなクレープデシン、ジャージーのようなシルク、ウールとポリエステルのテクニカルな混紡素材など、軽やかでソフトなものが使われ、カラーパレットはニュートラルトーンからダスティトーンにまで及びます。軽やかさ、動き、フォーマルとインフォーマルなアイテムの間に生まれるシームレスな連続性を最優先したカジュアルなエレガンスが醸し出されています。