ジョルジオ アルマーニ 1984年 春夏 ウィメンズウェア

このコレクションでは、ジャケットは柔らかく流れるようなシルエットを採用し、幅広でゆったりと垂れるラペルがしなやかさと着心地の良さを際立たせています。特筆すべきは、サイドボタン留めのリネンジャケット。クリーンで洗練された美しさを保ちながら、シルエットを繊細に形作る、ヒップ部分のパネルにより引き立てられています。

特徴的なのはポルカドットのガーメント。ジャケットにパンツやロングレイヤードスカートを組み合わせることで、グラフィックでダイナミックなコントラストを生み出しています。光沢仕上げを施したシルクで丁寧に仕立てられたボンバージャケットは、お揃いのスカートと組み合わせたり、ブラックパンツの上に羽織ったりすることで、現代的で洗練されたオーバーレイスタイルを実現します。

パンツは、幅広のストライプカットが特徴で、ブラックとホワイトのチェッカーボード柄（市松模様）のキルティングコットンのスタイルと交互に登場し、コレクションに遊び心とグラフィックなトーンを加えています。クロスオーバーの留め具を備えるロングスカートが、このワードローブの流れるようなラップアラウンドスタイルを強調しています。

襟なしシャツや、腹部を露わにするショートトップスが、緻密に調整されたセンシュアリティを添えています。ドレスは、サイドに巧みに寄せられたドレープが特徴です。一方、ドレープの入ったシングルラペルの軽量コートは、軽やかさと構築的な美しさの均衡を保ちながら、コレクション全体を締めくくっています。

素材は、モアレやオーガンザから、サテン、コットン、リネンまでが揃っており、すべて、流動性と素材の一貫性とのバランスを考慮して選ばれています。カラーパレットは、ベージュやグレーと混ざり合ったスモーキーなトーンを中心に展開。ディープミッドナイトブルーやインテンスブラックによって深みが加わり、都会的で洗練された雰囲気を醸し出しています。

素材は、モアレやオーガンザから、サテン、コットン、リネンまでが揃っており、すべて、流動性と質感の一貫性とのバランスを考慮して選ばれています。